特戦世界
特殊な能力を持った人間と持たない人間が共に暮らす世界。
時折起こる、能力を使った犯罪に対応する為に通称『特戦』と呼ばれる組織が日夜働いている。
特戦世界の大まかな歴史
1992年
1992年。戦後に立ち上がった特戦の活動が活発化する。
2020年
特戦世界がパラレルワールドからの攻撃を受ける。多大な犠牲を払いつつも特戦はそれを退ける。
2023年
特戦世界が再び、前回とは別のパラレルワールドから攻撃を受ける。
特戦はこれに対応する為に武力強化を進めていく。
2025年
二度の異世界からの侵略を受けた特戦は、世界を守る為に遂にその武力の牙を向く。良介やその他一部の者達は特戦の暴走を止めようとするが…
特戦世界で活動する組織
1945年時点
▼日本陸軍異能力研究所
大日本帝国陸軍に所属している、特殊能力者を運用する部隊。特戦の前身となる。戦果はあげたが、祖国を勝利に導く事はなかった。
▼UPAF(United Psychic Attack Force)
連合国軍に所属する特殊能力者部隊で、グランツ少将が指揮をとる。枢軸国を打破すべく様々な戦地で戦果をあげている。
1992年時点
▼対特殊能力者戦闘部隊
『異能力研究所』を前身として戦後発足した部隊で、特殊能力犯罪に対処する。防衛庁の直属。
▼陸上自衛隊特殊能力対応群
陸上自衛隊所属の能力者対応部隊。
時の総理、加藤 瀧の直属。
▼官邸警備班
官邸を警備する部隊、という名目だがほぼ加藤の私兵である。能力者非能力者問わず優秀な人材が揃っている。
▼フリーサイキック(Free Psychic)
日本政府の能力者を管理する体制に反抗するテログループ。規模は小さい。
2018年時点
▼対特殊能力者戦闘部隊
世界有数の能力犯罪対応部隊。省に格上げされた防衛省の直属。
▼フリーサイキック(Free Psychic)
大規模なテログループ。幾度となく特戦と戦闘を行っており、日本が抱える最大の問題とも言われる。
2020年時点
▼対特殊能力者戦闘部隊
パラレルワールドからの侵略に最初に対応した部隊となる。侵略者との戦闘で、半数の部隊が戦闘継続不能となる程の被害を出した。
▼四神
自らを炎神、雷神、風神、水神と名乗る四人の別世界からの侵略者。特戦世界に甚大な被害を与えるが撃退され、世界の狭間に幽閉された。
2023年時点
▼対特殊能力者戦闘部隊
世界防衛に尽力する、どの国からも独立した組織。再び異世界の脅威と出会う事となる。
2025年時点
▼対特殊能力者戦闘部隊
2023年の上旬から2025年の中旬に掛けて起こった二度目の別世界からの侵略に対して、総司令の京咲 鉄平は遂に大きな決断をする。
特戦世界での『特殊能力』
基本的に特戦世界での特殊能力は生まれ持った才能。
能力者の両親から非能力者が産まれる事もあるし、非能力者の両親から能力者が産まれる事もある。
『能力粒子』について
能力粒子とは、能力そのものを構成する物質である。炎だろうと氷だろうと何だろうと、能力で作り出された物は全て能力粒子から出来ている。
『能力紋』について
能力紋とは、一定の実力を持つ能力者の体に表れる紋章である。
能力紋及びそれを持つ能力者はその位置で呼び方が変わる。
- 右手の甲…ラウンダー
- 右の二の腕…ファーストラウンダー
- 右肩…セカンドラウンダー
- 右の首元…トリプルラウンダー
能力紋の位置が首に近い程実力のある能力者である。
また、能力紋は残弾ゲージ的役割も果たしている。
能力粒子を消費する毎に能力紋が黒く染まり、黒く染まりきると能力者は死んでしまう。
これは数分~数日、場合によっては数年かかる事もあるが回復する。
能力の循環・譲渡について
特殊能力は基本的にその持ち主が死ねば、新しく産まれてくる子供に発現するか、既に産まれている人物に発現する。
この様に能力は循環しているが、これには例外もある。
また、能力者は全ての能力粒子を他人に与える事によって、その能力を譲渡する事が出来る。しかし、能力粒子を全て失った元の保有者は死んでしまう。
能力及び能力粒子の人工的生産・利用
能力粒子は人工的に作り出す事が可能であり、その技術を利用して特殊能力者を人工的に作る事も可能である。
また、2018年以降の特戦世界では弾丸に能力粒子を加えて威力を上げる試みや、能力粒子そのものを収束して光線として放つグランドダッシャー砲(GD)などが開発されている。